2014年6月21日土曜日

視点

一人の少年が腰を落として蟻の巣の様子をじっと伺っている。その少年を少し離れた場所でA子ちゃんが心配しながら、かといって声も掛けず一定の距離を置いてじっと見つめている。A子ちゃんがその少年のことを気にかけていることを知っているD男はA子ちゃんのことをまた少し距離のある所から見ている。ふらっと外の様子が気になったOさんは家の窓から顔を出し目をやると彼らの違和感のある構図に気が付く。

ただ、このことを少なくとも自分は知っている。






引用:飛ぶ鳥から何を思うか


要約

松下幸之助氏が言ったとされる話。

一流の大将なり軍師は戦争をしても、大空を行く鳥の大群がばーっと散って逃げていくのを見て、何かそこに隠れている、そこに伏兵がいるんやなと察知できる。それで行ったらやられるから、そこをよけて通る。

それを、何も考えずに行ったら、伏兵がおって、ばーっとやられてしまう。そんな大将やったらあかんわけや。戦に負けるわけや。

鳥が飛んできたところが、乱れて飛び去った。何で乱れたんやろ、何か下にいるんや。もしかしたら刀や槍や鎧を着た人間がうようよしとったから、びっくりしたのかもしれない。

そういうことが、戦争やなくして、われわれの日常の生活、活動の上にもあるわけや。 『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』 (述)松下幸之助/(編)松下政経塾

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